スーパーの398円花束を「どこの花屋?」と言われるレベルに変える設計士のアレンジ術

スーパーの398円花束を「どこの花屋?」と言われるレベルに変える設計士のアレンジ術
目次

スーパーの398円花束が安っぽく見える理由

結論から言うと、花の値段じゃなくて見え方のクセが残ってるだけ。

スーパーの花束は、運ぶために同じ長さで揃えて、崩れないようにギュッと固めてある

その状態のまま花瓶にドンと入れると、一気に規格品っぽく見えます。

僕も最初はそれを知らずに、飾った瞬間に「うわ、スーパーで買った感…」って自分でガッカリしました。

スーパーの花束:処理前と処理後の比較図
処理前と処理後のスーパーの花束

高さが揃いすぎて立体感が消える

高さが全部そろうと、正面から見たときに面になります。立体じゃなくて、ただの壁みたいな見え方。

花屋のアレンジが高く見えるのは、だいたいここが違うんです。

主役が少し高くて、周りがそれより少し低い。

これだけで視線が流れてちゃんと作った感が出ます。

具体例で言うと、ガーベラ3本入りの花束をそのまま入れると、花の顔が一直線に並んで運動会の整列みたいになります。

僕はこれをやってしまって、会社のデスクに置いたら同僚に「今日スーパー寄った?」って一発でバレました。悔しい笑

葉の残りと詰め込みで生活感が出る

次にバレるのが葉。

下の方に葉が残ってると、水に浸かって濁るし、見た目も処理してない感が出ます。

あと、束のまま詰め込むと花の顔が内側を向いて、窮屈そうに見える。

これ、地味に安っぽさを加速させるんです。

僕の失敗は、葉を面倒で放置してたこと。3日目くらいに水がうっすら緑っぽくなって、近づくと「ん?」って匂いがして、そこでようやく反省しました。

そこから、水に浸かる葉はゼロを徹底したら、見た目も持ちも一気に改善しました。

水に浸かる部分の葉の処理を解説した図
水に浸かる部分の葉は処理する

スーパーの花束を選ぶ時にチェックするポイント

まず結論ですが、売り場で見るのは花の顔より先に、切り口と葉です。

ここが当たりなら、398円でも全然戦えます。

逆に、花だけ見てテンションで買うと高確率でハズします。僕がいちばん後悔したのもこれ。

見た目が可愛くて買ったのに、家に着いたら茎がぬめっとしてて「え、もう終わってる…」ってなりました。

スーパーの花って、店員さんが悪いとかじゃなくて、流通の途中でどうしても時間が経つことがある

スーパーで花束を探す男性の写真
スーパーで花束を探す

だから入荷したてっぽい束を見抜けるかが勝負です。

ここを押さえるだけで、長持ちも仕上がりも一気に変わります。

切り口と葉の状態で鮮度を見抜く

見る順番はこれだけです。切り口→茎→葉。花の部分は最後でいい。

スーパーの花束の鮮度を見抜く手順の図解
花束の鮮度を見抜く手順

切り口が新しい束は、家に帰ってからの回復力が違います。

僕の感覚だと、当たりを引いた週は同じ花でも1〜2日長くもつ

何より生けた瞬間のシャキッと感が出ます。

切り口のチェックは超カンタンで、だいたい次のどっちかです。

切り口のチェック

・当たり:切り口が明るめで、断面がきれい。触っても変なぬめりが少ない
・ハズレ:切り口が茶色っぽい、潰れてる、ぬめりが強い

ここをスルーすると、家で切り戻しても追いつかない時がある。

僕は一回、色が好きだけで買って、帰って水揚げしたのに翌朝しんなりしてて、完全に心が折れました。

あれ以来、好みの色でも切り口が怪しい束はスパッとやめます。買わないのも技術です。

次は葉ですね。葉は、元気さと清潔感が一発で出ます。

葉のチェック

・当たり:緑が濃くてハリがある。葉先がピンとしてる
・ハズレ:黄ばみ、黒い点、くたっとしてる葉が多い

特に、束の根元あたりにベタッと葉が密集してる花束は、蒸れて傷みやすい印象があります。

見た目は豪華でも、家に帰るとガクッとくるやつ。初心者のうちは、葉が元気な束だけ選べば失敗が減ります。

スーパーの花束の生け方は買った直後の手入れで決まる

結論から言うと、花屋っぽく見せたいなら生ける前に9割決まりですね。

スーパーの花束の下処理をする男性
スーパーの花束の下処理をする

花瓶に入れる作業って派手に見えるけど、実はその前の手入れで勝負がついてる。

ここをサボると、どれだけ配置を頑張っても、なんか雑に見えるし持ちも短い。

僕は最初それを知らなくて、家に帰ってすぐ飾ることに全集中して、翌日に水が濁って「うわ、やらかした…」って何度もなりました。

やることは多そうに見えるけど、基本は2つだけです。

  • 1つ目は土台づくり(ほどく・下葉処・切り戻し)。
  • 2つ目は迷わないための仕分け(主役・脇役・グリーン)。

この順番でやると、初心者でも一気に整います。

ほどく・下葉処理・切り戻しで土台を作る

スーパーの花束土台の作り方図解
スーパーの花束の土台を作る

まず、花束は飾るための形じゃなくて運ぶための形なので、ほどかないと始まりません。

輪ゴムやテープを外して、花が自然に広がる状態に戻す。

ここで焦って引っぱると、ガーベラみたいな折れやすい茎が簡単に曲がります。僕は初期にこれで2本折って、静かにキレました。花相手に。

次に下葉処理。

ルールは1個だけで、水に浸かる位置の葉は全部取る。残すか迷ったら取る

ここをケチると、翌日以降に水が濁って臭いが出て、花も一気に元気なくなります。

398円花束って気軽に買えるぶん、まあいいか~で放置しがちなんですよね。

でも放置した分、結果がすぐ返ってくる。

最後に切り戻し。

切り口が古いままだと水が上がりにくいので、1〜2cmでいいから新しい断面を作る

斜めに切るかどうかより、新しい断面になってるかが大事です。

僕の体感だと、ここをちゃんとやった週は、同じ花束でもシャキッと立つのが早いし、花瓶に入れた時点で雰囲気が変わります。

主役と脇役とグリーンに分けて迷いを減らす

土台ができたら、次は分類です。

これをやるだけで、生ける時に手が止まらなくなります。

花束をそのまま握った状態だと、全部が同列に見えて、配置が決まらずグチャっとなりやすい

だから一回、床やテーブルに並べて役割を振ります。

スーパーの花束を主役・脇役・グリーンに分ける(写真)
主役・脇役・グリーンに分ける

分類はざっくりでOKですよ。

・主役:顔が大きい、存在感が強い花(バラ、ガーベラ、トルコキキョウなど)
・脇役:主役の周りを埋める花(スプレーカーネ、菊、小花)
・グリーン:根元を締めたり、抜けを作る担当(レザーファン、ユーカリ、かすみ草もここ扱いでOK)

僕が初心者の頃、全部を同じ花として扱って、主役が埋もれて、何が見せたいのか分からない状態を量産してました。

分類してからは、まず主役を立てる→脇役で形を作る→グリーンで整える、って順番が固定されて、失敗が激減しました。

やってることは単純なのに、見た目はちゃんと変わります。

スーパーの花束アレンジを花屋見えに寄せる組み立て方

花屋見えの正体は、花の数じゃなくて骨格の順番です。

スーパーの花束って、束ねた状態だと全部が同列に見える。だから花瓶に入れた瞬間、平たくて規格品っぽくなるんですよね。

僕も昔は、きれいに見せたくて全部同じ長さに揃えてました

整った気がするんですよ。

でも出来上がるのは、なぜか体育館の整列みたいな花。

家に置くと生活感が勝って、何回もやり直しました。

ここで発想を変えました。最初に一番高い点→中の面→低い支えを先に作る。

平らな花束(壁になる)と立体的な花束の比較図
花束を立体的にする

これだけで、同じ398円花束でも作った感が出ます。センスじゃなく手順でいけます。

高さを3段階に分けて骨格を作る

やることはシンプルで、高・中・低の3段だけ。黄金比とか言い出すと面倒なので、僕は花瓶の高さだけで決めます。

花瓶が20cmなら主役は花瓶より少し高く、脇役は花瓶と同じか少し高く、グリーンは花瓶より少し低く。これで十分。

ポイントはひとつあって、頂点は1〜2本に絞ること

ここが増えると、山じゃなく壁になります。

僕がよくやった失敗がまさにそれで、テンション上がって主役を全部高くした結果、正面から見ると一直線。

達成感はあるのに、見た目は量産。悔しいやつです。

具体例で言うと、ガーベラ3本入りの花束。そのまま入れると、花の顔が横一列に並んで運動会の整列になります。

ここでやるのは簡単。

ガーベラのうち1本だけ少し高くする。残り2本は少し下げて中に回す。最後にグリーンか小花を短めにして根元を締める。

スーパーの花束を花屋見えにするテクニックを図解
頂点を少数にして花屋見えにする

この順番にすると、視線が流れてちゃんと作った感が出ます

次に中段。これは数が多くてOKです。広げるんじゃなく、まずは主役の周りに面を作る。

最後に低い支え。ここは短くして根元を締める役です。根元が締まると、花が少なくても貧相に見えません

逆にここがスカスカだと、上だけ派手で落ち着かない見た目になります。

花屋の花とスーパーの花の違い

差が出るのは花の格よりも、買うまでの鮮度管理と買った後に必要なリセット前提の有無です。

花屋の花がシャキッとして見えるのは、品種だけじゃなく、売り場の温度・水・葉の処理まで元気でいられる条件に寄せてあることが多いから。ここが強い。

スーパーの花は悪者じゃないです。398円で花が買えるのは普通にありがたい。

ただ、流通の途中で時間が経つことがあるし、束ねる都合で同じ長さ・ギュッと固める・下葉が残るみたいなクセが残りやすい。

そのまま飾るとスーパーで買った感が出やすいだけなんです。

僕も最初ここで勘違いしてました。

同じガーベラでも、花屋のはスッと立つのに、スーパーのは翌朝ちょっと首が垂れる日があって「やっぱダメか…」って思ったんです。

でも原因はシンプルで、僕の方のリセットが甘かっただけ。

下葉が残って水が早く濁る→茎が弱る→首が垂れる

ちゃんと手を入れると普通に変わります。

つまりスーパーの花は、買った側が一回リセットして完成させる前提ってこと。

これに切り替えるだけで、見た目も持ちもかなり改善します。

やることは難しくなくて、帰ったらほどく→水に浸かる葉をゼロ→1〜2cm切り戻し

スーパーの花束を処理する手順の図解
花束を処理する手順

この3つをやった週は、立ち上がりが早くて、最初から整って見えますよ。

スーパーの花束を長持ちさせる最低限の管理

結論ですが、毎日完璧に世話しなくても大丈夫です。

やるべきことは、水が汚れない仕組みと水が上がる切り口を維持する、この2点だけ。

忙しい人ほど、ここだけ押さえるといいです!

僕が初心者の頃は、ネットで見た通りに砂糖だの漂白剤だの試して、逆に花を早く終わらせたことがあります。

家で実験してる気分で楽しかったけど、結果は最悪でした。

結局、基本の手入れが一番効きます。

基本のお手入れ

・水に浸かる葉はゼロを維持する
・水は少なめにして濁りを遅らせる
・2日に1回を目安に切り戻すか、水を総入れ替えする

毎日水替えできるならもちろん強い。でも現実は無理な日もある。

だから僕は、花瓶は最初にしっかり洗う、水は浅め、2日に1回だけ本気出すに落ち着きました。

花瓶をスポンジで綺麗に洗っている写真
花瓶をスポンジで洗う

これで、398円花束でもだいたい1週間前後は楽しめることが多いです。

逆に3日で終わる時は、ほぼ花瓶の汚れか下葉の残りが原因でした。

置き場所も地味に効きます。直射日光より、エアコンの風が直撃する場所が一番きつい。

僕はやらかして、花が一晩でカサッとしたことがあります。

冬は大丈夫でしょ、と思って暖房の風の前に置いたのが敗因。

花は人間より乾燥が苦手なんです。

フラワーアレンジに関するよくある質問

花屋の花とスーパーの花は何が違うのですか

大きいのは花そのものより管理と下処理です。花屋は鮮度管理が丁寧で、余計な葉も処理されがち。

スーパーは束ねやすさ優先でクセが残るので、買った側がほどいて切り戻すだけで差はかなり埋まります。
僕はここを知ってからスーパーでもいける、と思えるようになりました。

延命剤は必要ですか

なくても成立します。最優先は花瓶を洗う、下葉を水に浸けない、切り口を新しくする。この3つができていれば十分長持ちします。

延命剤は、忙しくて水替えが雑になりそうな週に保険で使うくらいがちょうどいいです。僕も頼りすぎて失敗したので。

花瓶の水は多い方がいいですか

基本は多すぎない方が安全です。

水が多いと浸かる葉が増えて濁りやすく、結果的に花が早く終わります。特にガーベラは浅めが相性いい。目安は、茎の下の方だけ浸かるくらいでOK。迷ったら少なめスタートが正解です。

ガーベラが折れやすいのはなぜですか

茎の中が空洞で柔らかいからです。束のまま引っぱると曲がって折れやすいし、水が汚れると一気に首が垂れます。僕は最初に何本も折りました。

対策は、ほどく時にガーベラを先に分けて守ることと、水は浅め+こまめに切り戻すことです。

買ってから時間が経った花束でも立て直せますか

できます。しおれ気味でも、下葉を取って切り戻しして、まずは水にしっかり吸わせるだけで戻ることが多いです。

逆に、切り口がぬめってたり水が臭うなら花瓶と水を総入れ替えが先。僕は、諦める前に切り戻しで何度も救われました。

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