家族に気づかれない花が劇的に変わった!建築設計士の体験談でわかるリビング配置のコツとNG例

家族に気づかれない花が劇的に変わった!建築設計士の体験談でわかるリビング配置のコツとNG例
目次

家族に花が気づかれない原因は「置き場所」だった

結論から言うと、家族に気づかれる花ってセンスじゃありません。

僕も花の種類や色選びが悪いのかなと思ってました。

だから少し派手な色にしたり、花数を増やしたりしてみたんです。

でも、結果は同じ。家族の反応はほぼゼロ。

それで気づいたのが、花がダメなんじゃなくて目に入ってないだけということでした。

花は、家の中で広告みたいなもの。

どれだけ良い内容(花)でも、掲出場所(置き場所)が悪いと誰にも見られないんですよね。。

建築設計の仕事って、まさにこれを毎日やっていて、看板や案内板でも”どこに置けば自然に見えるか”を先に決めます。

花も同じだったんです。

視線は、ぼんやりしているようで案外パターンがあります。

まずはこの図を見てください。

視線・動線のイメージを図解
視線・動線のイメージ図

まず、部屋に入った瞬間に目が行く場所。入口正面から対角線の奥ですね。あとは光や動きがある場所。窓やテレビ、照明の近くなんかに視線がいきます。

そして、よく過ごす場所、ソファやダイニングへと視線が落ち着いていくんですね。

つぎに動線。人は毎日、だいたい同じルートで歩いて、同じ場所で立ち止まります。

そこに、ちょうどいい高さで花があると、意識しなくても目に入る。

気づかれる花って、結局この条件がそろっているだけなんです。

家族にスルーされ続けた花の配置の共通点とは?なぜ目に入らなかったのか

僕がスルーされ続けた頃の配置には、共通点がありました。ひとことで言うと、置ける場所に置いていた。。

見た目はそれっぽいのに、生活の中では見られていない場所ばかりだったんですね。具体的にはこんな感じです。

まず、玄関を開けたときのドアの裏

帰宅した人って、まず靴を脱ぎますよね。視線が下に落ちる。手元は鍵や荷物でいっぱい。

花はドアの裏に隠れてるのに、誰も見るわけがない。妻からは「あ、花あったんだ」でした。まさに存在してない扱い。

あとはテレビ台の横の床付近。ここも見られない・・・

僕としては、「テレビを見る場所だから、気づくでしょ」と思って置きました。

でも実際は、ソファに座ると花が視界の下の方に沈む。立って歩いているときも足元。

わざわざ視線を落とさないと入らない位置でした。

息子はテレビに一直線なので、花どころじゃない。完全に負けてました。

さらにはダイニングテーブルの端ですね

家族の邪魔にならないように、端っこに追いやったんです。これが一番ダメでした。

食事のときって、目線は皿と会話相手に向く。端の花は背景になってしまう。誰もぶつからない=誰も気づかない、という皮肉な結果に。

この3つに共通していたのはつぎの3点でした。

スルーされる配置場所の共通点

逆に言うと、花が気づかれない家庭でも、花のせいじゃない可能性が高いってことです。

置き場所を変えるだけで、同じ花が急に存在感を持つことが起きちゃいます。

僕はこれを体感して、やっと花の置き方はセンスじゃなく設計なんだと腹落ちしました。

花を飾ってもスルーされやすい配置Top9

1.玄関の端・直置き
2.リビング(部屋)の入り口横
3.テレビ台の横の床
4.ダイニングテーブルの端っこ
5.部屋の隅っこ
6.高い棚の上
7.通路・廊下
8.整頓されていない部屋(背景)
9.ソファの背面

次の章では、じゃあどこに置けば勝てる位置になるのか。

リビングで効いた3つの黄金ポイントを、具体的に出していきますね!

リビングの花配置のコツとは!?気づかれる3つの黄金ポイント

リビングで花を気づかれる存在にするには、飾る場所を探すんじゃなくて、家族の視線が必ず通る場所に花を置くのがてっとり早いです。

僕がいろいろ試して一番手応えがあったのが、次の3つ。

ここを押さえると、花の種類を変えなくても反応が変わります。

①入口から3秒で目に入る”正面〜対角線の壁際”を狙う

花の配置に迷ったらまずここ!

リビングに入った瞬間の第一視界に花を置くと、家族は勝手に気づきます。

花に興味があるかどうか以前に、目に入ったら気づく。それだけの話なんですね。

僕がやったのは簡単で、リビングの入口に立って3秒だけ部屋を見渡しました。

すると、視線が最初に止まる場所って、だいたい決まってるんですよね。

そう!入口の正面もしくは対角線上の壁際なんです。

対角線:入口から真っ先に視線が向かう

そこはまさに無意識に目が行く勝ちポジション!

逆に、入口のすぐ横って置きやすいんですが、視線が流れて終わります。ここは後で出てくるNGにも近い。

僕も最初にやって、見事にスルーされました。

具体例でいうと我が家では、入口から見て対角線上の壁際に小さなサイドテーブルがあって、そこに一輪挿しを置いたら反応が変わりました。

妻が帰宅してすぐ、「あ、今日花変えた?」って。

花を変えてないのに、置き場所だけでこの差が出たのは正直びっくりしました。

②ソファに座った瞬間に入る”視線の高さ60〜80cm”に合わせる

家族が長くいる場所では、座った目線が正義なんです。

リビングって、結局ソファに座って過ごす時間が一番長い。

だから、花も座った瞬間に視界に入る高さに合わせた方が、気づかれる確率が上がります!

目安はだいたい60〜80cm

ローテーブルやサイドテーブル、テレビボード上でも低すぎない位置がちょうどこの辺になります。

60~80cm:視界に入りやすい高さ

逆に、床置き(20〜30cm)だと視界の外に落ちます

僕がテレビ台の横に床置きしていた頃、花は完全に背景でした。座ったら見えない、歩いてても足元。気づかれないのは当然だったんですよね。

そこで試したのが、同じ花をサイドテーブルの上(だいたい50〜70cmくらい)に移すこと。

ソファにドサッと座ったとき、視界の端にふっと入る。

すると息子がテレビのCM中に「花、オレンジに変えた?」と一言。

まさか気づくとは思ってなくて、内心ちょっと嬉しかったですね~。

③家族の動線が交差する立ち止まる場所に置く

花を家族に気づかせたいなら、狙うべきは通り道じゃなくて用事があって2〜5秒止まる場所

ここに置くと、同じ花でも反応が出やすくなります。

通り道って、人は基本移動モードなんですよね。目的地に向かって歩いてるだけなので、視線は前か足元に寄りがち。

だから、たとえ花が視界の端に入ってても、頭の中ではスルーされます。

一方で、立ち止まる場所は”確認する置く・取る”みたいな行動が入るので、視線が一瞬落ち着きます。

その瞬間に花があると、ちゃんと認識されるんです!

僕の家で分かりやすかったのは、こんな違いでした。

例えば、リビング入口からソファへ向かうライン。ここはよく通るけど、誰も止まりません。

ここに花を置いても「あったっけ?」になりやすい。

逆に反応が出たのは、ソファ横のサイドテーブルみたいに、リモコンを取る・スマホを置く・飲み物を置く、みたいな手が動く場所です。

動線が止まる場所・止まらない場所の図解
動線が止まる場所・止まらない場所

家族が必ず一瞬止まるから、花が目に入る。

ダイニングも同じで、ただの通過ラインより、椅子を引いて座る場所の近くとか、コップを置く場所みたいに毎日同じ動作が起きる場所に花があると強いです。

要は、花を飾るというより、生活の中で目が止まる場所に置き直す。

これだけで、家族の反応は変わってきます。

この3つを押さえるだけで、花はあるのに見えない存在から自然に目に入る存在に変わりますよ。

✓ リビングの花配置黄金ポイント
  • 正面〜対角線の壁際
  • 視線の高さ60〜80cm
  • 家族の動線が交差する立ち止まる場所

やりがちな花の配置NG例3つ!ここに置くと花は消える

次は、逆にやりがちなNG配置を3つ出していきます。

花が気づかれない家の多くは花がダメなのではなくて、花が消える場所に置いています。

僕も最初は、置けそうなところに置いて満足していました。でも、家族の反応は薄いまま。

よく観察すると、スルーされる配置には共通点があったんです。

NG配置1.通過点の入口すぐ横(視線が流れて終わる)

入口すぐ横は、置きやすいのに見られない代表なんです。

花を置く側としては便利なんですよ。棚があって、空いてて、邪魔にもなりにくい。

でも、家族の視線はそこに止まりません。

理由は単純で、リビング入口まわりは「入って奥へ進む」ための通過点だから。

入室直後の目線は、まず進行方向(部屋の奥)に流れます。

次に「どこに座るか」「今日誰がいるか」「テレビや窓の明るさ」みたいな大きい情報を拾いにいく。

その結果、入口のすぐ横は視界に入っていても止まらない場所になりやすいんです。

横はほんとに見ない。

僕もリビングへ入る動線の入口すぐ横に、気に入っていたガーベラを飾っていました。

入り口横はスルーされる

ところが妻は数日たっても気づかず!?

こちらから「花変えたんだよ」と言って、ようやく「あ、そこにあったの?」という反応。内心、ちょっと悔しかったですよね。

NG配置2.低すぎる床置き&テレビ台の脇(生活の視界から外れる)

床に近い花は、よほど意識しない限り視界に入りません。

僕が一番やらかしたのがこれでした。

特にテレビ周りは、花がテレビに負ける。

テレビを見る場所だから気づくだろうと思って、テレビ台の脇の床に置いたんです。

テレビ台の脇の床は視界の端に

でも実際は逆で、視線はテレビの画面に吸い寄せられるし、ソファに座ったら足元なんて見ない。

家族にとって花は視界の端の端になっていて存在感ゼロでした。

しかも床置きって、本人はいい感じに置いたつもりでも、生活感に埋もれやすい。

ロボット掃除機、配線、収納ボックス、子どものおもちゃ…床は情報量が多いので、花が背景に溶け込みます。

体験談でいうと、僕は同じ花をサイドテーブルの上(だいたい60〜70cmくらい)に上げただけで、反応が変わりました。

妻がソファに座った瞬間に「あ、今日の花、目に入るね」と。

花を増やしたわけじゃない、置いた高さを変えただけ。あのときは、変な話ですが「勝った」と思いました。

NG配置3.部屋の隅・高い棚の上(見上げない・振り返らない)

部屋の隅や、高すぎる場所は驚くほど見られません。

まずは部屋の隅のコーナー。

ここも置きやすいんですよね。邪魔にならないし、片付いて見える。

部屋の隅に置かれた花は見られない

でも、視線が通らない。ましてや振り返らない。

僕は窓際のコーナーに置いてみたことがあるんですが、家族の動線から外れていて、数日後に僕自身が「あれ?花どこだっけ」となりました。

置いた本人が忘れる場所は、家族も忘れます。

もうひとつが高い場所にある棚。

僕も飾り棚の上に花を置いたことがあります。見た目は確かに良いし、写真を撮ると映える。

でも、家族が気づかないんですよ…

「飾る棚がある=そこに置けば映える」と思いがちなんですが、生活の中で人はあまり上を見上げない。

日常の視線の高さがそこまで届いていないからです。

特にリビングは座って過ごす時間が長いので、見上げる行動がほとんど起きません。

この3つのNGを避けるだけで、気づかれないがかなり減ります。

花の配置NG3例

次の章では、じゃあ実際にどう動けばいいか。今日からできる“配置替えの手順”を、順番つきで紹介します。

花の配置替えはこの順番でやる!今日できる改善手順

花の配置替えはセンスで迷うほど失敗します。

だから僕は、建築の現場でやるのと同じように、テスト→調整→検証の順番にしました。

これだけで、置き場所迷子が終わります。

手順その1.入室3秒テストで最初に見る場所を特定する

最初に見る場所を取れば、花は勝手に気づかれます。

やることは簡単で、リビングの入口に立って3秒部屋を見る。それだけです。

初めに視線が止まる場所を決める

ポイントは、キョロキョロ探さないこと。

人が無意識に見る場所を知りたいので、普通に入室したつもりで、自然に目が止まったところをメモします。

僕はスマホのメモに「最初に見た場所」を一言で書きました。

僕の場合、入口から対角線上の奥の壁際が、入った瞬間に自然と視線が止まる場所でした。

そこは余白があってスッキリしてるので、逆に目がいくんですよね。

壁際に小さなサイドテーブルがあるから、花を置く場所としても都合がよかった。だから花をそこに移しました。

家族にも同じテストをしてもらうと、さらに確信が持てます。妻は同じ壁、息子はテレビ方向。

共通点がある場所が最優先の置き場です。

手順その2.着席テストでくつろぎ視線の高さを合わせる

リビングの花は、座った瞬間に入る高さに合わせると、気づかれる確率が跳ねます。

入室で置き場の候補を決めたら、次はソファに座って確認します。

やり方は、ソファにいつも通り座って、正面〜斜め45度くらいを軽く見渡す。

そのとき、目線の高さに花が来るかどうかをチェックします。目安は60〜80cm。

テーブルやサイドボード上がだいたいこのゾーンです。

くつろぎ視線の高さを合わせる

ここで僕の失敗談を紹介します。

僕は以前、床置きのまま入口から見えるからOKと思っていました。でも座ったら、花が視界から消える。

結局、入口で見えても滞在時間が長い時間帯で見えなければ、体感としては「花がない」に近いんです。

そこで、同じ花をサイドテーブルに上げたところ、それだけで反応が変わりました。

妻が座ってすぐ「今日の花、いいね」と言ったのが忘れられません。花の種類も量も変えてないのに、です。

手順その3.1週間だけ置き場所を固定して反応を比べる

置き場所は、いじりすぎると正解が分からなくなります。

だから1週間だけ置き場所を固定します。

置き場所を固定して反応を比べる

僕も最初、反応が薄いとすぐ場所を変えてしまっていました。これ、いちばん遠回りでした。

家族が気づくタイミングって毎日同じじゃないからです。

例えば、平日は帰宅後バタバタしていて気づかないけど、休日にふっと気づくことがある。

だから検証期間を作るのが大事で、最低でも1週間は同じ場所に置いて反応を見ます。

僕がやったのは、かなり地味な方法です。スマホのメモに、妻の反応・子の反応を一行で記録しました。

(例)

・月:無反応
・火:「あ、花あるね」
・水:子どもが「これ何の花?」

みたいに、短くでOKです。

これだけで、場所が正しかったのか、微調整が必要なのかが判断できます。

微調整は最後。

固定してみて反応が弱いなら、いきなり別の場所へ移す前に、まずは数センチ単位で調整します。

・高さを少し上げる
・壁から少し離す(背景に埋もれるのを防ぐ)
・向きを変える(正面を家族の視線に向ける)

こういう小さな調整のほうが当たりやすいです。

この3ステップでやると、“なんとなく置く→ 理由がある配置”に変わります。

デスク周りの花の飾り方実例↓

花の配置に関するよくある質問

次は、よくある質問に答えながら、家の事情別にどこを優先するかを整理していきます。

Q.花が小さくても家族に気づかれますか?

はい、むしろ小さい花のほうが、置き場所の差が出ますよ。
入口からの第一視界か、ソファに座った目線の高さ(60〜80cm)に置けば、一輪挿しでも十分気づかれます。

逆に床や部屋の角だと、どれだけ良い花でも消えやすいですね。

Q.リビングに置く場所がない場合、どこが最優先ですか?

最優先は、家族が毎日必ず見る場所です。迷ったら、入口から見て正面〜対角線の壁際か、ソファ横のサイドテーブル。

置き場がなければ、棚の高すぎない段に小さな花瓶を置くのも手です。まずは1か所に絞るほうが続きます

Q.子どもが触って倒しそうで心配です。どう配置すべき?

子どもがいる家は、安全優先でOKです。手が届かない高さ(目安120cm以上)のカウンター奥や、壁際の棚の内側に寄せると安心。

花瓶は背が高すぎない安定型を選ぶと倒れにくいです。
見えるけど触れない距離感にすると、家族も自然に気づきます。

Q.テレビ周りに置きたいけど、邪魔になりませんか?

置き方しだいで邪魔になりません。ポイントは、画面の正面を避けること。テレビボードの端や、ソファから見て斜め45度に入る位置だと視界を邪魔しにくいです。

高さは高すぎないほうが圧迫感が出ません。まずは小さめの一輪挿しから試すのがおすすめです。

Q.配置を変えても反応がないとき、次に見直すポイントは?

まず、1週間固定したかを確認してください。

すぐ動かすと正解が見えません。それでも反応がないなら、置き場所を変える前に微調整です。

高さを少し上げる、壁から離して背景に埋もれないようにする、花の正面を家族の視線に向ける。この3つで反応が変わることが多いです。

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